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鼻いびきがうるさい!口を閉じてもいびきがうるさい原因と治し方

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鼻いびきがうるさい!口を閉じてもいびきがうるさい原因と治し方
パートナーや身近な人から「鼻いびきがうるさい」と指摘されて困っていませんか?
あるいは、パートナーの鼻いびきに悩まされて、眠れない夜が続いていないでしょうか。
いびきは適切な治療を行うことによって、改善する可能性があります。
この記事では、うるさい鼻いびきの原因から、ご自身でできる対策、そして専門的な治療法までを詳しく解説します。
なぜ口を閉じているのにいびきをかくのかも解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
 

あなたはどのタイプ?「鼻いびき」と「喉いびき」の違い

いびきには、大きく分けて「鼻いびき」と「喉いびき」の2種類があり、それぞれ音や原因が異なります。
鼻いびきは、「鼻の中の空気の通り道が狭くなるため」粘膜が振動して音が出る状態で、口を閉じていても鳴るのが特徴です。
一方、喉いびきは「気道が狭くなるため」、ガーガー、ゴロゴロと大きな音が鳴るタイプです。
以下に、あくまでも目安になりますがいびきタイプの違いを分かりやすくまとめました。
 

項目鼻いびき喉いびき
音の特徴「フガフガ」「ズーズー」など、鼻詰まりのような音「ガーガー」「ゴロゴロ」など大きく響く音
呼吸の通り道鼻腔(鼻の中)咽頭(喉の奥)
主な原因・鼻づまり
・鼻炎
・鼻中隔弯曲
・ポリープ など
・舌の沈下
・喉の筋力低下
・肥満
・飲酒 など
起こりやすい状況口を閉じて寝ているとき口を開けて寝ているとき
改善方法の例・鼻の治療
・アレルギー対策
・CPAP療法 など
・生活習慣改善
・就寝時の姿勢調整
・CPAP療法 など

このように、いびきの種類によって原因も治療法も大きく異なります。
まずはご自身、あるいはパートナーのいびきが「鼻いびき」か「喉いびき」かの見極めが、改善への第一歩となります。
 
 

鼻いびきを引き起こす5つの原因

ここでは、鼻いびきを引き起こす代表的な原因をご紹介します。
 

鼻の病気(アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎)

鼻いびきにおいて、多い原因として考えられるのが慢性的な鼻の病気です。
アレルギー性鼻炎では、ハウスダストや花粉などに反応して鼻の粘膜が腫れ、鼻詰まりが慢性化します。
また、副鼻腔炎(蓄膿症)になると、鼻の奥に膿がたまり、空気の通りが極端に悪くなるため、いびきの原因になります。
 

鼻の構造的な問題(鼻中隔弯曲症・鼻ポリープ)

鼻の構造的な問題によって、いびきを引き起こしている場合があります。
鼻中隔弯曲症は、生まれつき、あるいは成長の過程で、左右の鼻の穴を仕切る「鼻中隔」という軟骨が曲がっている状態です。
鼻ポリープ(鼻茸)は、鼻の中にできる良性の腫瘍で、物理的に鼻腔を塞いでしまうため、常に鼻が詰まりやすく、いびきにつながります。
 

生活習慣によるもの(肥満・飲酒)

体重が増えると、顔や首周りにも脂肪がつき、鼻腔が狭くなったり、喉周辺の組織が圧迫されたりして、いびきが起こりやすくなる傾向があります。
また、飲酒も鼻いびきが悪化する原因の一つです。
就寝前の飲酒は筋肉を緩める作用があり、鼻や喉の気道を塞ぎやすくなります。
また、アルコールの血管拡張作用により鼻の粘膜が充血して腫れやすく、一時的に鼻づまりが悪化する場合があります。
 

加齢による筋力の低下

年齢を重ねると、鼻や喉のまわりの筋肉も衰えていきます。
筋肉が緩んで鼻の通り道が狭まり、睡眠中に空気がスムーズに通れず、いびきの発生につながります。
若い時はかかなかったのに、いびきをかくようになった、というケースも少なくありません。
 

その他(アデノイド肥大など)

鼻の奥にあるリンパ組織「アデノイド」が大きく腫れる「アデノイド肥大」は、小児だけでなく、大人になっても症状が残っているケースがあります。
アデノイドが物理的に鼻からの空気の通り道を塞ぐため、いびきの原因となります。
 
 

放置は危険!鼻いびきがもたらす3つの悪影響

「たかがいびき」と思って放置していませんか?
実は、鼻いびきには身体のSOSが隠れている場合があり、長く続くと日常生活や健康に悪影響を及ぼすケースもあります。
ここでは、鼻いびきの放置で起こり得る3つの主なリスクについて解説します。
 

睡眠の質の深刻な低下

いびきをかいているとき、私たちの身体はスムーズに呼吸ができていません。
脳は「酸素が足りない」と感じて、身体を覚醒させようと無意識に働きます。
そのため、寝ているつもりでも、脳は何度も起きてしまっている「隠れ不眠」になっている可能性があります。
結果として、「いくら寝ても疲れが取れない」「朝から頭がぼんやりする」といった状態が引き起こされるでしょう。
また、パートナーの睡眠も妨げるため、家庭内のストレス要因となる恐れも少なくありません。
 

日中のパフォーマンス低下

睡眠の質が低い状態が続くと、日中の活動に様々な支障をきたします。(1)
 

  • 会議中や運転中に、ひどい眠気に襲われる
  • 集中力が続かず、仕事や家事でミスが増える
  • 記憶力が悪くなったと感じる
  • 意欲がわかない、気分が落ち込む

これらの症状は、生活の質を著しく下げるばかりでなく、重大な事故の原因にもなりかねません。
 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスク

鼻いびきが継続している場合、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を発症している可能性があります。(1)
SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう病気です。
これを放置すると、慢性的な酸素不足によって心臓や血管に大きな負担がかかります。
 
その結果、以下のような重大な合併症のリスクが高まる恐れがあります。
 

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 脳卒中

鼻づまりで呼吸ができなければ、人は無意識に口呼吸になります。
しかし、口呼吸では舌が喉の奥に落ち込みやすく、気道を完全に塞いでしまう場合があります。
それが「無呼吸」の状態です。
いびきが止まって静かになったと思いきや、喘ぐように「ガガッ」と大きな呼吸をして再びいびきが始まる…これが、無呼吸が起きている典型的なサインです。
うるさい鼻いびきは、SASの兆候である可能性や、すでに発症している可能性を示唆する現象となる場合があります。
 
 

鼻いびきの治し方は?セルフケアから専門治療まで

鼻いびきは原因に応じて、適切な対策により改善が期待できます。
ここでは、自分でできるケアから、医療機関での専門的な治療まで、段階的にご紹介します。
 

生活習慣の改善

鼻いびきの背景には、生活習慣が影響しているケースも少なくありません。
特に、以下のような習慣の見直しで、いびきが軽減されるケースもあります。
 

  • 就寝前の飲酒を控える
  • 適正体重の維持
  • 鼻呼吸を意識する
  • 横向きで寝る

アルコールには筋肉をゆるめる作用があり、鼻や喉の気道を狭める原因になります。
体重が増えると首周りに脂肪がつき、空気の通りが悪くなるので、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。
日中も口呼吸をしていると、鼻腔の機能が低下している場合があるため、意識的に鼻で呼吸するようにしましょう。
仰向けよりも横向きで寝る方が、気道が確保されやすくなります。
抱き枕などを使うのもおすすめです。
 

鼻の病気を治療する

セルフケアで改善しない場合、鼻の病気が原因になっている可能性があります。
その場合は耳鼻咽喉科での治療が根本的な解決に繋がります。
 

①薬物治療

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎に対しては、抗ヒスタミン薬や点鼻ステロイド薬などで炎症を抑えます。
 

②手術療法

鼻中隔弯曲症や鼻ポリープなど、物理的な原因がある場合は、それらを取り除く手術が検討されるケースもあります。
いびきだけでなく、QOLの向上も期待できるため早めの治療がおすすめです。
 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療「CPAP(シーパップ)療法」

検査の結果、中等症以上のSASに対しては、有効な治療法としてCPAP(シーパップ)療法が推奨されています。(2)
これは、就寝中に装着したマスクから空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療法です。
呼吸がスムーズになり、いびきが改善されるだけではなく、睡眠の質そのものが向上すると期待できます。
鼻いびきが長期間続いている方、生活への影響を感じている方は、一度専門医による検査をおすすめします。
 
 

当クリニックのCPAP治療について

当クリニックでは、睡眠にまつわる様々なお悩みに対し、専門的な視点から丁寧に対応しています。
 

入院不要!ご自宅で受けられる「精密検査」

「入院しての検査はちょっと…」という方にも安心してご利用いただけるよう、当クリニックでは在宅での終夜睡眠検査を導入しています。
 

【在宅検査の3つのメリット】

①心身の負担が少ない
慣れない入院環境ではなく、普段通りのご自宅で検査を受けられるため、リラックスして、より普段に近い状態での検査が可能です。
 
②費用負担を軽減できる
入院費用がかからず、保険適用もあるため、経済的な負担を軽減できます。
 
③スケジュールがスムーズ
急なお申込みにも対応可能。
万一センサーが外れてしまった場合にも、追加費用なしで再検査いただけます。

 
 

当クリニックでの検査の流れ

1 問診・診察

2 検査のお申込み・日時調整

3 ご自宅で検査

4 機器の回収・解析

5 結果説明と治療のご提案

 
検査当日、ご自宅に検査機器が届きます。
就寝前にご自身でセンサーを取り付け、いつも通りお休みください。
 
翌日、検査会社が機器を回収し、睡眠中の呼吸状態・酸素濃度・脳波などのデータが詳しく解析されます。
後日、医師が検査結果を分かりやすくご説明し、SASと診断された場合は、CPAP療法をはじめとする最適な治療方針を、患者様と一緒に考えていきます。
  

CPAP治療は健康保険が適用されます

治療となると費用が心配になるかもしれませんが、CPAP療法は一定の基準を満たせば健康保険が適用されます。
専門スタッフが機器の使い方から日々のケアまで丁寧にサポートいたしますので、治療に関するご不明点は何でもご相談ください。
「鼻いびきが気になるけれど、どこに相談すればいいかわからない」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。
 
 

まとめ

今回は、鼻のいびきがうるさくなる原因や改善方法について解説してきました。
口を閉じているのに「いびきがうるさい」と言われる場合、その原因は鼻にあるかもしれません。
鼻いびきは、鼻づまりや生活習慣、さらには加齢や病気が関係している場合もあります。
たかがいびき、と放置すれば睡眠の質が低下し、日中の集中力や体調に影響が出るだけでなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を引き起こす恐れもあるため、注意が必要です。
 
まずは生活習慣の見直しや鼻のケアから始めてみましょう。
それでも改善しない場合は、医療機関への早めの受診をお勧めします。
当クリニックでは、ご自宅で受けられる睡眠検査や、CPAP療法による治療にも対応しています。
 
鼻いびきでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
 
いびき・睡眠時無呼吸症候群外来について
 

よくある質問

鼻いびきは、年をとるとひどくなりますか?

鼻いびきは年をとるとひどくなる傾向があります。
加齢とともに鼻や喉周りの筋肉が衰え、気道を支える力が弱くなるため、いびきをかきやすくなる場合があります。
また、加齢に伴う体重増加も、いびきを悪化させる一因です。
 

痩せているのに鼻いびきをかくのはなぜですか?

痩せている方でも、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症といった鼻の病気や構造的な問題があると、鼻いびきをかく可能性があります。
また、顎が小さい、首が短いといった骨格的な特徴もいびきの原因となりえます。
 

いびきの相談は何科にいけばいいですか?

鼻づまりなど鼻の症状が明らかな場合は「耳鼻咽喉科」または「睡眠障害を専門とするクリニック」へご相談ください。
日中の強い眠気など、睡眠時無呼吸症候群を疑う症状がある場合は、当クリニックのような睡眠障害を専門とするクリニックがおすすめです。
どこに相談すればよいか迷った場合は、当クリニックへお気軽にお問い合わせください。
 
 

【参考文献】

(1)鼻呼吸障害の精神に与える影響 橋爪 祐二
(2)日本呼吸器学会. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020.

福永記念診療所の
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