皮膚科 水虫
水虫とは?
水虫は皮膚糸状菌というカビが皮膚で増えることにより起こります。白癬という病名の病気です。
主に足の指の間に多く、ジュクジュクしたり、カサカサ皮がめくれてくる病気です。痒みがあると思われがちですが、全くない場合もあります。
カビはケラチンというタンパクが多く存在する場所であればどこにでも感染するため、爪に病気が広がったり、股、脇、頭部など全身にみられることがありますので注意が必要です。
足に生じたら足白癬、爪の場合には爪白癬、からだに生じた場合は体部白癬という診断名になります。
こんな症状がでたら
- 足の裏に水膨れやかさかさと皮がめくれた状態がある
- 指の間の皮がめくれたり、ふやけたりする
- 爪が白く濁ったり、粉のようなものが出るようになる
治療方法
主に塗り薬による治療を行います。治りが悪い時や面積が広い時には、飲み薬も使用します。
また、爪水虫に関しては飲み薬による治療が行われますが、お年寄りの患者様や内臓のご病気、たくさんの飲み薬などで内服治療に関してご不安がある場合は、2014年より新しく発売された塗り薬による治療もしておりますのでご相談ください。(飲み合わせや内科のご病気の影響などで飲み薬が使えない場合がございます)
クレナフィン®爪外用液とは?
2014年に科研製薬株式会社から発売された爪水虫に対する国内唯一の外用薬で、安全かつ外用で有効性が期待できる新たな治療薬です。
クレナフィン®は何故効くの?
クレナフィンはケラチン(爪の成分)との親和性が低く、爪での透過性に優れているので、爪の中(爪甲)や爪の下(爪床)での高い抗真菌活性を発揮します。
また薬剤ハケと一体型のボトルで、薬液を爪面に容易に塗り広げることが可能です。
クレナフィン®の使用方法
爪およびその下の皮膚に薬剤が行きわたるよう皮膚との境界部も含め、1日1回爪全体に十分に塗布します。
刺激を感じる事があるので、皮膚についた薬液はふきとります。
始めてみようと思ったら、まずは担当医にご相談ください。
治療・日常ケアの小冊子もあります。
予防・治療後の注意
足の水虫の場合は、症状の無い部分にも薬を塗ることが重要です。
カビは症状の無い部分にも潜んでいます。
よくある質問
- 水虫が治ってもまた出てくることがあるのはどうしてですか?
- 通常の水虫(足白癬)は塗り薬をで約2週間で症状は治ります。自覚症状がなくなったところで治療を中止するとカビが残ってしまいます。そのため次の年の夏には残っているカビが再度増殖して、水虫の症状が出ることがあります。
薬は自覚症状がなくなってからも1ヵ月毎日塗り続けることで、再発を予防できることが多いです。
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