皮膚科 腋窩多汗症
腋窩多汗症(えきかたかんしょう)とは？
腋窩（ワキ）の多汗症は、体温調節に必要な量を超え、過剰な量の汗が出てしまい日常生活に支障が起きる状態のことです。
特に体温が上昇したり、精神的に緊張した状態などに顕著に症状が表れます。
腋窩多汗症は、ワキガ（腋臭症）の原因となります。臭いや汗が気になり人前に出られない、仕事に集中出来ないなど、日常生活や社会生活に支障をきたすケースもあります。
こんな症状がでたら
- 汗のため、服を何度も着替えないといけない
- ワキの汗のシミが気になり、着る服の色が限られる
- 汗のせいで仕事、勉強に集中できない
治療方法
抗コリン外用薬という汗を出す信号をブロックして、過剰な発汗を抑える塗り薬を使います。
エクロックゲル®︎、ラピフォートワイプ®︎というそれぞれゲルの塗り薬、シートタイプの塗り薬が処方可能です。（保険適応）
また、漢方薬などの飲み薬を使用することもあります。
予防・治療後の注意
塗り薬を使った後は、手を洗うようにしてください。（手に薬がついたまま、目を擦ったりはしないで下さい）
よくある質問
- ボトックスやミラドライを受けることは可能でしょうか？
- 現在当院ではボトックス注射、ミラドライによる脇汗治療は行っていません。
※手汗の多汗症は、エクロックゲル®︎、ラピフォートワイプ®︎は共に保険適応外のため、乾燥硫酸アルミニウムカリウム外用クリーム（DTube）を制汗剤として使います。（当院で購入可能です）
福永記念診療所の
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